• 網走古文書研究会

    当団体は、北海道網走市に伝わる古文書の研究を通して、網走とその周辺の歴史を研究している自主学習グループです。

    broken image

    活動内容① 古文書の解読・整理

     地元の博物館や図書館所蔵の古文書の解読や整理を中心に活動し、網走とその周辺地域の歴史の考察を進めています。

     研究の成果は、網走市立郷土博物館のご協力により、一部を常設展示として公開しています。

    broken image

    活動内容② 古文書講座

     2017年と2018年には、網走市立郷土博物館・友の会主催行事として「古文書講座」を担当しました。「川端家文書」などをテキストにそれぞれ4回の連続講座として開催し、参加した方々に古文書学習の魅力や解読のおもしろさを伝えました。

    研究の成果①

    ①「川端家文書」の研究

     網走市立郷土博物館所蔵の「川端家文書」は、網走自立商業の祖と言われる、「川端勝太郎」氏が残した主に明治期の文書群です。網走地方の官公庁の各種布達、土地取引、商業、農業、漁業、林業、鉱業関係の記録など多方面にわたっており、開拓期における網走地方の産業や歴史、官公庁制度を伝える貴重な資料です。

     当会では、2015年より研究を開始し、解読と翻刻に取り組むとともに、目録を新たに作成しました。

    研究の成果②

    ②「蝦夷行程記」の翻刻

     「蝦夷行程記」は、阿部喜任が纂述し、松浦武四郎が校訂した、安政3年(1856年)発行の西蝦夷地・樺太の上巻、東蝦夷地・千島の下巻からなる地誌記録です

     網走市立郷土博物館所蔵の版本を当会で翻刻しました。